日本半導体製造装置協会(SEAJ)がまとめた日本製半導体製造装置の5月の販売高(速報値、3―5月の3カ月移動平均ベース、輸出含む)は、前年同月比27・0%増の4009億5400万円で、5カ月連続のプラスだった。中国や生成人工知能(AI)関連の需要に加え、日本国内の新工場への装置需要が寄与した。

中国向けは成熟世代を中心に引き合いが強い状態が続く。台湾や韓国ではDRAMなどの投資も戻りつつある。日本国内では、政府の補助金によりJASM(熊本県菊陽町)やキオクシア、米マイクロン・テクノロジーなどの新工場建設が進む。堅調な海外需要に加え、国内需要も半導体製造装置の販売増につながった。


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