ダイハツなどに技術提案へ、磁石レスモーター搭載「イーアクスル」の特徴
ニュースイッチ6/16(月)6:01

ダイハツなどに技術提案へ、磁石レスモーター搭載「イーアクスル」の特徴
軽・小型車向け電気式4駆を安価に
メタルアートは永久磁石を使わない同期リラクタンスモーターを組み込んだ電動駆動装置「イーアクスル」を完成した。自社でモーターを開発しており、安定調達のリスクが顕在化している希土類(レアアース)を必要とせず、製造コストも抑えられることが特徴。軽自動車やコンパクトカーの電気式4輪駆動(4WD)システムで後輪軸への搭載を視野に、筆頭株主のダイハツ工業や他の完成車メーカー(OEM)に技術提案を始める。
完成したのは出力5キロワットのモーターとアクスルユニットを一体化した2イン1モデル。電気式4WDは、雪道や日常走行でのストップ・アンド・ゴー時に走り出しをアシストして燃費や走行性を良化させる。電動車の技術を安価に実現できる部品として訴求する。
メタルアートの同期リラクタンスモーターは、一般に自動車駆動用で使われる永久磁石同期モーターに比べてコストを約25%抑えられる。一方で設計を工夫してもサイズが同約25%大きくなるのが欠点だ。ただ、同じく永久磁石を使わない誘導モーターに比べてコストやサイズで優位にあるという。
同社はエンジン、変速機部品の鍛造や機械加工を手がけてきたが、自動車の電動化を背景に、将来のエンジン関連部品減少を想定。モーターコアやシャフトなど自社技術を生かした電動車部品に力を注ぎ、社外との協業でモーターの自社開発にも乗り出した。イーアクスル後発メーカーとして、競合の少ないニッチ市場を見極めて、事業領域の拡大を狙っていく。









