国際線需要が回復…関空、発着回数・旅客数が過去最高の要因

ニュースイッチ6/20(金)6:03

国際線需要が回復…関空、発着回数・旅客数が過去最高の要因

国際線需要が回復…関空、発着回数・旅客数が過去最高の要因

関西国際空港の国際線需要が回復してきた。国際線旅客便の2024年度の発着回数は過去最高の15万1275回で、コロナ禍前の19年度比3%増だった。旅客数も外国人を中心に24年度は2508万人で同14%増の過去最高を記録した。貨物便も貨物量や貿易額が19年度を上回った。空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)の山谷佳之社長は「コロナ禍前の需要に戻せた」と捉える。課題に対処しつつ、さらなる需要を取り込む。

国際線旅客便はアジア方面で増加している。7月計画便数は中国便が週570便で、コロナ禍前の19年夏期ピーク月に比べ15%増で夏期として過去最高。韓国便は同8%増の週377便、香港・マカオ便は同18%増の週146便でともに過去最高の見込みだ。

旅客需要の回復や23年末の国際線での新商業エリア開設で24年度の直営免税・物販・飲食店などの非航空系事業収入も同16%増の1471億円で過去最高だった。26年夏ごろにも新商業エリアを開き飲食店などを拡充する。

貨物便は欧米の主要路線で需要が回復し、貨物量は19年度比2・6%増の76万1000トンだった。半導体や医薬品など高付加価値貨物も増え、貿易額は同30・1%増の11兆7950億円。米国の関税関連では「長期的なインパクトはないだろう」(新宮早人執行役員)としつつ、中国から電子商取引(EC)の小口発注増で貨物が渋滞しており、貨物施設の改修を検討中だ。

25年度は上期に25年大阪・関西万博開催の効果が見込めるが「万博開幕から2カ月で分析には早い」(山谷社長)として予想数字は出していない。関空では搭乗システムなどのデジタル変革(DX)化にも力を入れており「円滑にチェックインできるようにする」(ブノア・リュロ副社長)など課題に対処する。山谷社長は25年度も攻めの姿勢で「24年度を上回る成長を示す」と結果を残す覚悟だ。

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