去年、長崎市にオープンしたカフェ。旧居留地で新たなにぎわい拠点を目指します。

地元の野菜をふんだんに使ったキッシュに、ボリュームたっぷりのトルコライスなど、長崎らしい料理も味わえます。

去年10月、旧外国人居留地の長崎市大浦町にオープンした カフェ「ALI」。

(ALIマネージャー 上田 翔さん)

「お散歩でもいいし、食事目的でもいいし、コーヒー飲みに来てもらってもいいし。いろんなシーンで “ALI行っておく?” と、気軽に使ってもらいたい思いを込めて “ALI” という名前にした」

マネージャーを務める上田 翔さん38歳。東京出身です。

料理の世界で20年あまり腕を磨き、長崎市出身の代表に誘われ、初めて長崎にやってきました。

上田さんの自慢の一品は、540℃の窯で一気に焼くピザ。

素材の旨味を、ギュッと閉じ込めています。

(ALIマネージャー 上田 翔さん)

「自分たちで勝手に “長崎ピザ” と言っている。生地を楽しんでもらうために、余計なものはいれていない。カプートブルーという粉を100%使った生地と、長崎の食材をメーンに、基本的には地産地消を目指してやっている」

中でもおすすめの一つが・・・

粗びきの豚肉に9種類のハーブと、岩塩などを練り込んで作った生ソーセージに、3種類のチーズをたっぷりのせたピザ “サルシッチャ” です。

(桒畑笑莉奈アナウンサー)

「チーズのコク、スパイシー、大人なピザの味がする。具材もたっぷり満足感のある一皿」

また、佐賀県嬉野の抹茶を使ったラテや、ヘーゼルナッツやキャラメルなど、フレーバーを選べるカフェラテをはじめ、飲み物も充実しています。

さらに、おしゃれな店内の一角には、古着やスニーカーなどのファッションアイテムも並んでいます。

(ALIマネージャー 上田 翔さん)

「うちの代表が高校卒業して、長崎何もないしやることないからと東京に行った。同じことを今の若い世代に思ってほしくないと。僕はそこに共感して、若者同士でコミュニティーができて外に行くのではなく、長崎で新しいことが生まれれば、それはいいこと。楽しいことができるきっかけに僕たちがなれればと」

店のスタッフは10代から20代。

若い世代の雇用とコミュニティーづくりも視野に、旧居留地の新たなにぎわい拠点を目指しています。

(ALIマネージャー 上田 翔さん)

「町と出会って、人と出会って、お客さんと出会って。それが一人でも多く、大浦町やこの場所に興味を持ってもらう人が増えれば、地域発展、社会貢献ができると思う。観光の人や旅行の人もそうだが、近隣の人たちもちょこちょこ来てくれている。まだまだ頑張ります」