循環型社会の実現に貢献します。

使用済み食用油を、道路舗装のアスファルト合材の燃料として活用するプロジェクトが大村市で始まりました。

(田中鉄工サステナブル戦略室 陣内 太 室長)

「全国に先駆けて、長崎県大村市にて地産地消型のローカルSDGsモデルが実現した」

佐賀のアスファルト合材のプラントメーカー「田中鉄工」を中心に、大村市や小売店などが取り組みを始めた「ロードカル SDGsプロジェクト」。

市内の家庭や飲食店で使用された食用油を、道路舗装のアスファルト合材の燃料として活用します。

これまでのアスファルト合材製造時の燃料には「重油」が使われているのがほとんどでした。

今回のプロジェクトでは「重油」にバイオマス燃料である「使用済みの食用油」を「6:4」で混ぜることで、およそ38%の二酸化炭素の削減につながるということです。

家庭の使用済み食用油は、スーパーなど市内8か所の回収所で集められています。

(田中鉄工サステナブル戦略室 陣内 太 室長)

「大村市、地域の小売店、生協、油脂会社が一体となって、地域のローカルSDGsに貢献できるチームとなってできるような取り組み」

(園田大村市長)

「大村市で資源が循環するということのみならず、ゴミの減量化、利活用、さまざまな効果を生み出すものと確信している」

食用油を燃料に使ったアスファルトの活用はすでに始まっていて、市内の一部道路の舗装に使われています。