南島原市で14日、発生した地すべりの現場で、職員が朝から現地調査を行いました。

発生から2日、市によりますと地すべりの進行は確認されていないということです。

(青木アナウンサーリポート)

「広範囲にわたって地すべりが起きて木がなぎ倒されている」

地すべりの発生から2日たった16日午前10時頃。

南島原市の職員が現場を訪れ、写真を撮りながら地すべりの範囲が広くなっていないかなどを確認しました。

(南島原市防災課防災交通斑 下田 猛さん)

「目視で確認したところ変わっていない。梅雨に入っていくので(今後)土石流などの可能性も考えられる」

14日、南島原市南有馬町大抜地区で発生した地すべり。

バキバキと音を立て、木が倒れていく様子が確認できます。

幅およそ100メートル、長さおよそ200メートルにわたって倒木などが確認されました。

市は、地すべりがさらに進行した場合被害のおそれがあるとして付近の2世帯5人に高齢者等避難情報を出しています。

(付近住民)

「家がぶるっていった。揺れたから地震と言ったらあっち(近所)の人が滑っていると電話があった。(今後)どんな風に動くかどうなるかそれは不安」

今後も毎日朝と夕方に現地調査を行い、状況に応じて「避難指示」への切り替えも検討するということです。