自民党の「裏金事件」を受け、党の幹部らが全国を回って意見を聞く「車座対話」が長崎市で行われました。

新幹線西九州ルートの与党検討委員会の委員長も務める森山総務会長は、委員会を今国会中に開催する意向を示しました。

(森山 裕 総務会長)

「長崎県の役員の皆さんと対話ができることは、大変ありがたい」

19日に長崎市で開かれた「政治刷新車座対話」には、党本部から 森山 裕総務会長らが参加し、県連の役員15人と意見を交わしました。

参加した県議らは、裏金事件を受けて地元からの批判の声も多いとして「政治資金の透明性の向上などが必要」といった意見を伝えたということです。

一方、先月の衆議院長崎3区補欠選挙で結党以来初めて、県内の国政選挙での候補者擁立を見送ったことについては…。

(森山 裕 総務会長)

「党本部の方が、もっと積極的に擁立に関わってほしかったというのが、(地元支援者が)言いたいことなのだろうと拝察した」

また、新幹線西九州ルートの与党検討委員会の委員長も務めている森山氏は、今国会中に委員会を開催する方針を明らかにしました。

整備方式が決まっていない「新鳥栖〜武雄温泉間」に関する協議を行っていて、開かれれば去年12月以来となります。

関係者によりますと、検討委員会のメンバーだった谷川 弥一氏が議員辞職したことに伴い、長崎2区選出の加藤 竜祥衆議院議員が後任に決まったということです。