県内企業の人材の確保や定着に向け、県北振興局などが経済団体に対し「若者が魅力を感じる求人の確保」を要請しました。

(県北振興局 大瀬良 潤局長)

「高校生の地元企業への就職促進に向けて協力をお願いしたい」

県北振興局長から佐世保商工会議所に手渡されたのは「若者に魅力ある求人の確保」の協力要請書です。

人材確保には、「働きやすい職場づくりの推進が必要不可欠」としています。

(佐世保商工会議所 今村 秀一専務理事)

「一番大きいのは人材不足。需要増に対応できるような人材がなかなか確保できない」

要請書で、若者は、職場の雰囲気や休日の多さ、給与の高さのほか、仕事の内容が自らを成長させるかにも注目しているとしています。

(県北振興局 大瀬良 潤局長)

「まだまだ人材を確保できていないという企業も多い。県としても、雇用の場づくりや県内企業のPRを進めていきたい。」

県によりますと、高校生の昨年度の就職内定率は98.6%でしたが、県内への就職内定率は55.6%にとどまっています。