こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 僕はLINE公式サービス『トークCARE』にて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 こうして数多くの相談を受けていると、よく思い知らされるのが“事実は小説よりも奇なり”ということ。ドロドロの愛憎を描いたかつての昼ドラのような恋愛や不倫に身を投じている方が、現実に存在しているのです。

 そこで今回は、僕に相談を寄せていた大学生・加藤瑛人さん(21歳・仮名)に、昨年まで交際していた彼女のクズすぎる浮気について語っていただきました。

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆母親も認める「できた彼女」の裏の顔とは……?

 加藤さんが1歳年上で他大学のみくるさんと出会ったのはインカレサークル。コロナ禍まっただ中だったためリアルでのイベントはほぼなかったものの、定期的にオンライン飲み会は開催されており、そこで意気投合したみくるさんから何度かサシ飲みに誘われ、付き合うことになったそうです。

「正式に付き合うことになったのは4、5回目のデートのときに、みくるちゃんから『私たちって付き合ってるようなもんだよね?』と確認されたことがきっかけ。でも最初にサシ飲みしたときにすでに、向こうの一人暮らしの部屋に誘われていたので、けっこう遊んでる人なのかなっていう印象はありましたね」

 まだ外出自粛が叫ばれている時期だったため、交際スタートしてからは実家暮らしの加藤さんの自宅か、一人暮らしの彼女の部屋でのおうちデートがメインに。加藤さんの両親は恋愛に寛容なため、みくるさんが加藤さんの家に泊まっていくことも少なくなかったんだとか。

◆彼女の行動に不可解な点も

「みくるちゃんはうちにくるときは、老舗の和菓子屋とか行列ができる人気パティシエのお店とかで4人分のスイーツを買ってきてくれて、うちの母親とか父親と一緒に食べて和気あいあいとしてましたね。

 母親は『みくるちゃんはできた彼女だね。早く結婚しちゃいなさいよ(笑)』なんて言うほど彼女をベタ褒め。みくるちゃんはみくるちゃんで、『瑛人のお母さんは若くてきれいだし、お父さんはシブくてかっこいいからうらやましい』なんて言って懐いてました。ただ今思えば、一人暮らしの彼女の部屋に行ったほうが親に気兼ねせずに済むからラクなのに、みくるちゃんがやたらとうちに来たがるようになっていって、違和感はあったんですよ」

◆彼女と反町隆史似の父親がリビングのソファで…

 いつものように、みくるさんが加藤さんの実家に泊まっていたある日。加藤さんが尿意をもよおして早朝4時ごろに目を覚ますと、ベッドの隣で寝ているはずの彼女の姿がない。

「みくるちゃんもトイレかなと思ったんですけどトイレにもいない。おかしいなと思ってリビングのほうに向かうと、押し殺したようなうめき声が聞こえてきたんです……。電気はついてなかったんですけど、すぐにわかりました。みくるちゃんと父親がリビングのソファで……(苦笑)」

 二人は加藤さんの気配に気づいてない様子。みくるさんはバレないように声を押し殺していたが……。

「めっちゃ傷つきましたよ。うちの父親、息子の僕が言うのもなんなんですが、高身長で反町隆史にちょっと雰囲気が似てて、まぁイケオジなんですよ。だから、まぁ仕方ないかなという感情はありました(笑)。じゃあ何がショックだったかっていうと、ふだん僕には見せない乱れた表情をしていたことです」

◆「別れ」をあっさり了承

 数日後、加藤さんから「他に好きなコができた」という嘘の理由をでっちあげて別れを切り出すと、みくるさんはあっさり了承。

「みくるちゃんは何かを察したようにも見えたので、僕が父親との関係を知っちゃったことを薄々勘づいていたのかも。ちなみに、みくるちゃんも父親も問い詰めてないのでこれは勘ですが、僕が目撃したときが初めてではなくて、たぶん二人は何度も何度も自宅で会っていたんじゃないかなと。僕と母親がいない間に……。前にみくるちゃんが、リビングの隣にあるキッチンの冷蔵庫から飲み物を取ってきたときの所作が自然で、妙に慣れてたんですよね……」

 後日談ですが、みくるさんは加藤さんのときと同じような手口で、インカレサークル内で過去2人、彼氏を作っていたことが発覚。しかも、その元彼たちも実家暮らしだったんだそうです……。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter:@SakaiyaDaichi