歌手の稲垣潤一(70)が5日放送の「NHKのど自慢」(日曜午後12時15分)にゲストとして初登場した。大物歌手がレアな出演で、自身の楽曲を歌った出演者をほめたり、1曲を披露するなどした姿にSNSも盛り上がった。

稲垣は岩手からの生放送に、山内惠介とともに出演。廣瀬智美アナウンサーから「ゲストは初登場です。稲垣潤一さん」と紹介されると、トレードマークのスーツ姿にメガネをかけ、「はい、よろしくお願い致します」と一礼。観客の大きな拍手を浴びた。

稲垣は、森山直太朗「さくら」を歌う出場者の歌唱中は、観客や山内と合わせ両手を左右に振るリアクションも。中森明菜「DESIRE」で“鐘2つ”となった男性に対しても、「明菜さんの曲を男性が歌うって、良かったんですけどね〜、惜しいな〜」とねぎらった。自身の代表曲「夏のクラクション」を歌う男性の歌唱前には席から深く一礼。“鐘2つ”になり曲が終わるとすぐ立ち上がり、「え〜良かったのに〜」と自ら握手を求め「いろんな方が僕の前で『夏のクラクション』歌うんですけど、一番」とたたえた。

ラストには22年リリースの楽曲「哀しみのディスタンス」を披露。変わらぬ高音の美声を披露した。

SNSでは「ゲストはなんとびっくり稲垣潤一さん」「稲垣潤一さんが出るとはのど自慢も変わったね」「稲垣潤一さん70歳とは思えない歌声」などの声が寄せられた。