米ヒップホップ界の大物ティディことショーン・コムズ(54)が、2016年に米ロサンゼルスのホテルの廊下で交際相手に暴行を加える瞬間をとらえたショッキングな監視カメラ映像をCNNが入手し、波紋を広げている。

ロサンゼルス検察当局は17日に声明を発表。映像がネットで拡散されていることは承知しているとした上で「非常に不快で、見るのが困難であると感じている」とコメント。一方、16年に起きた事件である場合、時効のため暴行罪で起訴することはできないと述べている。

コムズは昨年、元恋人でシンガーのキャッシ−・ベンチュラ(37)から性的暴行や虐待を受けたとして提訴され、11月に示談が成立している。検察当局によると、この映像に映っている暴行に関する訴訟はまだだれからも起こされていないという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)