NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜金曜午前8時)の第38話が22日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、猪爪家に召集令状が届き、兄・直道(上川周作)の出征が決まる。はる(石田ゆり子)は直道のためにできる限りのごちそうをふるまい、花江(森田望智)も精いっぱいの笑顔で送り出そうと努力する。

寅子(伊藤沙莉)は弁護の仕事のほかに、久保田(小林涼子)が担当していた婦人雑誌の法律相談の連載を引き受けることに。さらに、穂高(小林薫)から明律大学での講演を依頼されるが、講演会当日に倒れてしまう。寅子は穂高に休むように言われるが、意見が違ってしまう。

また、轟(戸塚純貴)にも赤紙が来て「また会おう」と言って、去って行く。

つらい展開に、あさイチメンバーも反応した。

鈴木奈穂子アナウンサーは「いやあ、もう、つらいことがねえ…」と沈痛な表情。博多大吉が「穂高先生の優しさがちょっと…」と言うと、鈴木アナは「伝え方がねえ…」と応じた。

大吉は「明日、誤解が解ければいいと思うけど、それよりもお兄ちゃんもそうだし、轟さんも行くんですねえ」と戦争の影響を思いやった。

華丸は「ドラマの最中に何か、どこで得た情報かわからないですけど、先のストーリーちょろっと言うのやめてください」と大吉に注文した。

大吉は「史実はこうだったらしいけどね、というネットニュースは目を通すようにしてるんですよ」と言うと、華丸は「あなたが一番、『おれにはわかる』じゃないですか」と直道のセリフでツッコんだ。大吉は「史実と大分違うところもあるんで」と補足していた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。