総合格闘家の朝倉未来(31)らが22日までにSNSを更新。ステージ4のがん闘病中であることを公表した格闘技イベント「BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)」の公式レフェリーを務める鬼木貴典氏の支援を呼びかけた。

鬼木氏は18日、自身のX(旧ツイッター)で「これまでメインレフェリーとしてお手伝いさせて頂いていた、次回大会のブレイキングダウンのお仕事を辞退させて頂くことになりました」と報告。

その理由として「ステージ4の癌です。数年前から患っていたのですが、病状が悪化し足が思う様に動かなくなり、サイドステップ、バックステップなどレフェリーに必要な機敏な動きが出来なくなりました。今は筋肉が日々減少し歩くだけでも身体に激しい痛みが走ります。医師からもこれ以上手立てがありませんと告げられ、医師から告げられた余命も残り2ヶ月をきりました」と告白した。

妻と4人の子どもを持つ鬼木氏は、「最後の頼みの綱」で保険適用外の自由診療を受けることを決意したが、治療費が1000万円以上掛かることから断念。この投稿に、多くの関係者や格闘技ファンからエールや支援表明の声が寄せられ、同イベントのCOOである溝口勇児氏が自身のXで、クラウドファンディング開始を報告した。

同イベントCEOの朝倉未来も自身のXで「BreakingDownメインレフェリーの鬼木さんのクラウドファンディングが始まりました。良かったら協力お願いします」と呼びかけ、朝倉の弟で格闘家の朝倉海も「余命2ヶ月を言い渡されたBreakingDownの公式レフェリーを助けたい。」とのタイトルで鬼木氏のもとを訪れて支援を申し出た動画を自身のYouTubeチャンネルにアップした。

また、同イベントに出場してきた「アウトローのカリスマ」こと瓜田純士も自身のXで「微力ながら瓜田夫婦も協力させて頂きました」とクラウドファンディングでの支援を報告。「鬼木さんとブレイキングダウンで再会した時に言われた。『今どんなやんちゃのが出て来ようが瓜田が一番手に負えなかったんだぞ、立派になりやがって』と笑っていた 親戚のおっちゃんのような安心感で」と鬼木氏との思い出をつづり、「必ず笑顔で再会しましょう 鬼木さん頑張れ」とエールを送った。