俳優でタレントの中尾彬さんが心不全のため、亡くなったことが22日、分かった。81歳だった。

サッカー元日本代表FWで解説者、指導者、タレントの武田修宏氏(57)が22日、ブログとインスタグラムを更新。「中尾彬さんの訃報に接し心からお悔やみ申し上げます」と追悼するとともに、中尾さんの指名で昨年、1955年(昭30)創刊の雑誌「銀座百点」2023年10月号に掲載された対談を行っていたと振り返った。

武田氏は、現役時代の1992年(平4)に東京・青山でスカウトされ、当時スポーツ選手では珍しかったバラエティー番組に出る、スポーツタレントの道を歩んでいった。そうした芸能人生において、支えてくれた芸能界の1人が中尾さんだった。「中尾さんには現役時代の20代から面倒を見ていただき尊敬する大先輩でした」と感謝した。

そうした関係性から「昨年、雑誌の対談で中尾さんからご指名していただき」雑誌の対談が実現していた。武田氏は「銀座で待ち合わせて昔話に花を咲かせたばかりで突然の報せに言葉がありません」と、中尾さんと突然の別れにショックをあらわにした。

中尾さんには、武田氏は、01年に東京ヴェルディ1969(現J1東京ヴェルディ)に3度目の復帰を果たすも、同年で引退し、その後は06年に日本サッカー協会公認S級ライセンスを取得し、監督への道を模索している。武田氏は「中尾さんには監督としてピッチに立った際には見にきてくださいと約束していたのですが叶わぬことになってしまいました 中尾さんから教わった年齢を重ねてもスタイルの変わらぬダンディズムを継承していきたいと思います 中尾さん、本当にありがとうございました ご冥福をお祈りいたします」と中尾さんのダンディズムの継承を誓った。