歌手三浦祐太朗(40)と指揮者西本智実(54)が22日、NHKラジオ「ふんわり」(月〜金曜午前8時30分)に生出演した。

「西本智実『ノスタルジー』with三浦祐太朗−山口百恵名曲集−」と題したオーケストラ公演が、7月21日に東京オペラシティコンサートホール、9月1日に大阪・ザ・シンフォニーホール、12月7日に大宮・ソニックシティ大ホールで開催される。

西本が山口百恵さんの作品を初めてオーケストラで演奏するコンサートをプロデュース、三浦がボーカリストとして登場する。

三浦祐太朗の母が百恵さん。百恵さんは21歳だった1980年(昭55)に、俳優三浦友和と結婚して引退した。三浦は08年(平20)にロックバンドPeaky SALTのボーカルとしてデビュー。12年にはソロデビューした。

今まで百恵さんが、三浦の音楽活動に言及することはなかったが、その言葉を三浦が明かした。

三浦は「『歌詞の鼻濁音に気をつけ、日本語を奇麗に伝えるように心がけて』と」。世界中で演奏活動を続ける西本も「百恵さんの日本語の表現は本当に深みがあり、美しい。そうした歌の表現を祐太朗さんに百恵さんの名曲とともに継いでいただきたい」と話した。

三浦は「最近、気づきました。こんな身近にロックスターがいたとは。山口百恵です」と「横須賀ストーリー」(1976年)&「絶体絶命」(1978年)をリクエストした。

番組パーソナリティーの伍代夏子(62)は「まさにメロディーの中に言葉を置く、百恵さんは素晴らしい」と、継承者としての三浦への期待を語った。