日本音楽著作権協会(JASRAC)が22日、都内で、定例記者会見と「2024年JASRAC賞」の贈呈式を行った。

JASRAC賞は音楽配信、カラオケ、CMなど、前年度に著作物使用料の分配額が多かった作品の作詞者・作曲者・音楽出版社を表彰するもの。1982年に始まり今年で42回目。

国内作品1位となる金賞を獲得したのは音楽ユニット、YOASOBIの楽曲「アイドル」。作詞・作曲はユニットのコンポーザーを務めるAyaseで、音楽出版社はソニー・ミュージックパブリッシング。同曲は23年4月期にTOKYO MXなどで放送のアニメ「推しの子」主題歌で、同6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャートで、日本語歌唱曲として初の首位を獲得した。

ストリーミングの累計再生回数は史上最速で6億回を突破。発売後、短期間で配信やカラオケなど幅広い分野で利用された。

Ayase本人は欠席したが「たくさんの方に愛していただける楽曲になってくれたこと、本当にうれしく思います。作曲者冥利(みょうり)につきます。これからもたゆまず日々精進して参ります」などのコメントを寄せた

Ayaseは昨年に銀賞を獲得した「夜に駆ける」の作詞・作曲も手がけている。

銀賞は「可愛くてごめん」、銅賞は「閃光」、国際賞は「NARUTO−ナルト−疾風伝 BGM」、外国作品賞は「BITTERSWEET SAMBA」だった。