俳優でタレントの中尾彬さんが心不全のため、亡くなったことが22日、分かった。81歳だった。

作家で脚本家の中沢健氏が同日X(旧Twitter)を更新し、中尾さんとのエピソードを明かした。

中沢氏は身体に画用紙をまとった「歩く雑誌」と呼ばれるスタイルで知られており「初めてテレビ局にお邪魔させてもらった時(テレビの仕事もまだしたことなかった頃)たまたま中尾彬さんがロビーで休憩されていたのを見かけて、思わず声を掛けてしまったんですよ。僕は当時から全身画用紙ファッションだったので、マネージャーさんは危ない人かと思い止めようとしたのですが、中尾さんは『大丈夫だから』と言って、前に出て握手してくれたんですよ。※表情からファンだと察してくれたそうです」と生前の思い出を話した。

さらに「『Gフォースの麻生司令官が本当にカッコよかったです!』と僕が告げると『次のゴジラも楽しみにしていてください』と言ってニッコリ笑ってくれたのでした」と語り「変な格好をした人が近寄ってきたけど、ファンの人かもしれないと考えて丁寧に対応してくださったのだと思います」と名優の「神対応」の思い出を記した。