《話があるなら、おいで。来てほしい》《あのときみたいに、『お兄ちゃん』としたってくるんだったら、力にもなりたい。心から思っています》

 こう呼びかけたのが、ミュージシャンで俳優の長渕剛(67)。この春、自身のYouTubeチャンネル「長渕剛のyoutube now now now!」を立ち上げたばかりの長渕は、11日に公開した「長渕剛 誹謗中傷へのメッセージ」という動画で、《この数ヵ月さ、具合が悪いんだ》とネット上の誹謗中傷に悩まされ続けていると告白。

《なぜ10数年前、20数年前のあのときにもしそう思うんだったら言ってこないの。刑事事件でしょってなってくると、俺、捕まってるはずじゃん》

 昨年、かつて映画で共演した元女優から性的暴行を受けたと告発されたことについて、初めて自身の言葉で語った長渕。不特定多数の誹謗中傷を受けるだけでなく、この疑惑によってライブツアーのプロモーションにも支障をきたしているという。

《テレビプロモーションやろうとしてたら、全部ノーサンキュー》

■食い違う双方の主張

 長渕は自身に向けられた疑惑について完全否定している。

《クスリやってるとかなんだとめちゃくちゃ言われてさ、だいたいクスリやってるやつがこんな体力あるかって》

《性加害を受けたとか何したとか、レイプされたとか言っているその人は、監督の下で1つのチームとして前進する一員、俺がなんで殴らなくてはいけないんだよ。誰がそれを証言できるんだよ》

 告発した元女優について、《あの当時、お互い若くて、あの子が妹役に抜擢されました。その中で彼女は僕の妹役に徹してくれました。今でも感謝しています》と話しているが、共演後しばらくして長渕の元を訪ねてきたことがあったという。

 今回の件についてファンに対していち早く説明したかったと語った長渕。これまで沈黙を守り、今になって肉声でコメントしたのは、自身のYouTubeチャンネル開設がきっかけになったとのこと。食い違う双方の主張に、解決の糸口を見出すのは極めて難しい模様だ。