歌手活動を休止中だった氷川きよし(46)が所属事務所からの独立と、今夏の本格始動を発表。それにより、早くも大みそかのNHK紅白歌合戦への復帰が音楽関係者間で囁かれている。

「年々、視聴率が取れない演歌・歌謡曲勢の枠が減っているが、氷川の紅白復帰ステージとなれば注目度が高い。目玉がほしいNHKにとっても渡りに船でしょう」(音楽関係者)

 演歌歌手にとってNHK紅白の舞台は特別なものだが、復帰した氷川に“壁”として立ちはだかるのが“演歌第7世代”と呼ばれる、いずれも紅白初出場を目指す歌手たちだという。

 そのうちのひとりで、氷川が独立した事務所の後輩だった辰巳ゆうと(26)は先日、都内で新曲「迷宮のマリア」の発売記念イベントを開催。その際、「昨年初めて紅白を意識したけど出場することができず悔しかった。今年はこの曲で大みそかにNHKホールで“マリア”と叫びたい」と意気込んだ。

 同世代の歌手では、新浜レオン(28)が3月にとんねるずの木梨憲武(62)プロデュース、タレントの所ジョージ(69)が作詞・作曲の新曲「全てあげよう」をリリース。演歌歌手の吉幾三(71)の愛弟子の真田ナオキ(34)は今月、師匠が作詞・作曲した新曲「246」をリリースする。

「昨年の紅白は氷川が活動休止中だったので、辰巳、新浜、真田にとって大チャンスだったが、まさかの3人とも落選。今年こそという思いは強い」(前出の音楽関係者)

 若手演歌勢は山内恵介(40)とけん玉の三山ひろし(43)が一歩リードするなか、シン氷川きよしと新進気鋭が激突。紅白出場を巡る戦いが熱くなってきた。