6日、超党派の国会議員でつくる「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」が国会内で設立総会を開いた。会長は浜田靖一自民党国対委員長、小泉進次郎元環境大臣など約80人が名を連ねる。未確認飛行物体(UFO)を含めた未確認異常現象を安全保障の観点から考えるというが、自民党の政治資金規正法改正案が6日に衆院を通過し批判を浴びているタイミングで“UFO議連”とは……国民の反応は冷ややかだ。

 さっそくSNSで国民から目を付けられたのは幹事長をつとめる小泉氏。《進次郎くん たぶん宇宙人だと思うんだよね、人間のコトバ 変だし…。》《シンジロー暇なのか?この国の敵は宇宙人の前に自民党だぞ。》《UFO議連か、小泉進次郎の意味不明な謎発言の数々はもしや宇宙人に。。》《小泉進次郎『わからないものを放置するのは安全保障上問題だ』 わからない裏金は放置でいいのか》などといった具合だ。

「超党派の議連ですが注目は小泉氏に。自民党の総理候補ランキングには毎回名前があがる政治家だけに、UFOよりも関係議員の処分でうやむやにされた裏金問題の実態解明が先ではないかと批判が集まると同時に、過去には“ポエム大臣”と揶揄されてきましたからSNSでは『やっていることが“宇宙人”』と皮肉の声で盛り上がっています。小泉氏を巡ってはネット上で『迷言』や『進次郎構文』をまとめたサイトが複数立っていますからね」(週刊誌記者)

■大炎上発言は数知れず

 有名なのは、2019年9月に国連の気候行動サミットに出席した時の発言だろう。『気候変動のような大きな問題は、楽しく、かっこよく、セクシーであるべきだ』とし、記者からツッコミが入ると『それをどういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃないよね』と応じ、大炎上。

 環境大臣として除染廃棄物の処分についての具体策について問われた際には、『私の中で30年後を考えたときに30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていた』とも……。コロナ禍の21年5月には虫垂炎で入院。そのあと、テレワークのすばらしさを実感したとして、『退院後、リモートワークができてるおかげで、公務もリモートでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それも非常に良かったことだと思ってます』と答えていた。

 さらにテレビ番組で、温室効果ガス削減目標26%から46%に引き上げた根拠を問われ、『“46”という数字、シルエットが浮かんできたんです』と答えたり、ラジオで『プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ知られていないケースがある』などの発言も炎上している。