オリエンタルラジオの中田敦彦(38)が先月12日、YouTubeでの“顔出し”引退宣言を発表。しかしながら今月3、4日にアバターを使って動画をアップしたものの失敗。翌5日、あっさりと引退を撤回して話題だ。

 当初、顔出し引退の理由について「2次元での活動が可能になった」「プライバシーの取り扱いをもっと重視したい」ということだったが結果は惨敗。番組視聴は驚異の離脱率だったという。中田の「YouTube大学」は、自身の熱量あるトークで意識の高い若者に支持されており、1本1、2時間の長時間番組をアバターだけで見るには耐えられなかったというわけである。SNS上では「それYouTubeの必要性ある?」「Clubhouse(ラジオ型SNS)で良くない?」という書き込みも。YouTuberのシバターは中田の前言撤回について「だろうな」とコメント、「YouTubeは結局ファンビジネスだから。愚策でしかない」と斬り捨てた。なぜ頭脳派のあっちゃんが今回のような失敗をやらかしたのか。

 同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「YouTuberに疲れた、もうやめたい、という本音が先走ったのでは。今まで戦略的で、計算がバシッと合ってきたのが中田さんのカッコ良さだったのに、不安が見え隠れし、頭が回っていない印象です。アバター宣言も撤回宣言も不安の表れで、確固たる戦略、自信があれば口外する必要もなかったはずですから」

 とはいえ、前言撤回の早さはネット上でも「潔い」ともっぱら。前出の影山氏も「リセットの早さは“ゲーム世代”ならでは。次の展開を期待しています」という。この春から家族とシンガポールに移住した中田。「あっちゃんカッコイイ!」と言わしめる次なる戦略はいかに。