歌舞伎役者の中村橋之助(25)に飛び出した“二股疑惑”。だが、ネット上には〈独身なんだし、どうぞお好きに〉〈若いしモテるんだろうし仕方ない〉〈二股かどうか、本当のところは分からないのでは?〉と擁護する声も結構多い。

 その一方で、演劇関係者からはこんな声も。

「今回のスキャンダルがネット記事になり、そのコメント欄を見て気になったことがありました。それは橋之助さんの恋愛事情うんぬんよりも、“芸”についての指摘が多いということ。特に今回スクープされた能條愛未さんと共演した舞台『ポーの一族』での演技に、辛辣な声が飛び交っていて……」

 2021年1月から2月の終わりまで大阪、東京、愛知で上演された舞台「ポーの一族」。橋之助は物語のキーマンとなる医師・クリフォードを演じている。

 だが今回の恋愛騒動を報じたネット記事には〈歌がひどすぎた、音がまったく取れてない〉〈ミュージカルやるなら、歌をちゃんとして〉〈モテる役なのに、全然色気がなかった〉〈動きがもっさりしていて、華がない〉〈歌も芝居も華も……残念〉と、「ポーの一族」を見た人からの何とも手厳しい感想が書き込まれている。

「ポーの一族」を観賞したという芸能ライターのエリザベス松本氏は「あのクリフォードには皆さん言いたいことが相当たまっていて、この機会に〈全部吐き出したい!〉と思ったんだろうなと。コメント欄を読んでいて、失礼ながらちょっと笑ってしまいました。クリフォードは非常に重要な役で目立つ存在ですから、印象に残ってしまったんでしょうね」と苦笑しつつ、こう続ける。

■努力の“跡”が見えない

「でもコメントには、うなずけるところもあるんです。準主役の千葉雄大さんも歌は決して上手ではなかったけれど、回を重ねるごとにどんどん上達された。陰で相当努力したんだろうなと思えるほどに変化していったんです。でも残念ながら橋之助さんにはそういうものが見えず……お相手の能條さんについては、落ち着いた演技のできる女優さんだなという印象があるんですけどね」

 記事には歌舞伎ファンからとおぼしきコメントも相次いでおり、〈女遊びは芸の肥やしといいますが、それは死ぬほど稽古した人だけが言えること〉〈歌舞伎の舞台でも存在感がないのに、なぜ外の芝居に出るのか?〉〈まずはもっと歌舞伎の稽古を〉など、こちらもかなり辛辣だ。

「たとえば故・中村勘三郎さんも女性の噂は多くありましたが、舞台に出れば誰もが息をのむようなオーラと華があった。『もうこんな役者は当分出てこないだろう』と観客に思わせるほどに、歌舞伎役者として一流だったんです。勘三郎さんなら芸の肥やしという言葉が出てもうなずけたのですが……とはいえ、今の時代、女遊びは芸の肥やし、という言葉はもはや通用しないでしょうね」(演劇ライター)

 4月23日からは稲垣吾郎(47)主演の舞台「サンソン―ルイ16世の首を刎ねた男―」にルイ16世役で出演する橋之助。今回の騒動を“芸”ではねのけることはできるだろうか。