芸能人のツーショットから、その赤裸々な私生活が透けて見える瞬間がある。今年4月に結婚したばかりの有吉弘行(46)と夏目三久(36)の買い物デートをキャッチした『女性自身』(5月25日号)の写真からも、新婚生活の断片が垣間見えた。

 筆者はこれまでたくさんの有名芸能人のツーショットを実際にこの目で見てきた。今回の『女性自身』のカットで特に象徴的だったのは、二人の微妙な立ち位置だった。

 通常、新婚1カ月余りの夫婦ならお互いの身体が接近しやすい“横並び”のポジションか、女性を“外敵”から守るためにあえて男性の方が少しだけ前に出るケースが多い。しかしこの夫婦に関しては夏目が高級ブランド「エルメス」の店舗に向かって前方をズンズン歩き、その後ろを大きなショッパーを抱えた有吉がついていくという大変珍しい構図になっていた。

 さらに気になったのは、ほとんどノーガードともいえる夏目の無警戒ぶりだ。白いマスクだけで変装らしい変装をすることもなく、普通に東京・表参道を歩いていた。結婚し、ようやく“陽の当たる場所”を歩くことを許された解放感がそうさせるのか、大胆な印象を感じさせた。

 対照的だったのが有吉だ。黒いキャップを目深にかぶり、猫背気味の姿勢で「早く家に帰ろうよ」と、夏目に訴えかけているようでもある。有吉はどちらかといえば引っ込み思案で、相手に合わせて行動するタイプの男だから、すれ違う通行人の視線も気になってしょうがないという雰囲気を醸し出していた。

■移動も助手席ではなく後部座席

 改めて同誌を読んで驚いたのは、クルマで表参道に移動する際に夏目は助手席ではなく、後部座席に座っていたことだ。筆者がこれまで見てきた芸能人カップルは、女性が助手席に座るのが定番だった。有吉はまるで夏目の“爺や”みたいで、家に帰れば夏目がイニシアティブを完全に握っていることが容易に想像つく。夫が尻にしかれまくり…というのが有吉夫妻の正体だろうが、それも夫婦の形というだろう。

 ちなみに、最近のフライデー(4月23日号)が掲載した松坂桃李(32)、戸田恵梨香(32)夫妻の映画デートのツーショットは、“寄り添い合う感じ”がとても印象的だった。映画館では終始、松坂が戸田をリードし、ドリンクを持つ夫に戸田は静かについて歩いていた。

 エルメス好きの妻とシネコン好きの妻、どちらが好みかは人それぞれの価値観によって判断が分かれるところだろう。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)