テレビはお笑い“ネタ”番組ブームが再来している。「ネタパレ」「千鳥のクセがスゴいネタGP」(ともにフジテレビ系)、「お笑い実力刃」(テレビ朝日系)などネタ披露型の番組が続々レギュラー化。さらに「NETA FESTIVAL JAPAN」(日本テレビ系)が3時間特番で放送されるなど、改編期の特番もネタ番組ばかりである。

「ソーシャルディスタンスが確保でき、事前収録で済むので何かあれば編集で対応できる。最近の炎上案件などリスク管理にも適している。コンビだけで画面が成立し、制作しやすくて、数字が取れるんです」(テレビ関係者)

第7世代は勝ち負けクッキリ

 一時は注目を浴びた“お笑い第7世代”も、最近テレビで見なくなったコンビもチラホラ。お笑い界の勢力図も変わりつつある。お笑い評論家のラリー遠田氏がこう言う。

「ネタ番組が増え、実力のある芸人が起用されるようになりました。サンドウィッチマン、東京03、ナイツはお年寄りから若者まで全方位で笑いがとれる不動の地位。第7世代は実力以上に注目されていただけで、霜降り明星、ミキ、EXITら“勝ち組”がはっきりしました。さらに第7世代ブームにちょっと早すぎた“第6、6.5世代”のかまいたち、千鳥、チョコレートプラネットの安定した実力が再評価されています。ネタ番組が増えたことは若手芸人にとってはチャンスで、蛙亭や空気階段など玄人好みの芸風も頭角を現している。もう中学生、が有吉弘行お気に入りで人気になったように“先輩芸人オススメの”という形で一般視聴者にも受け入れられることも多いですね。さらに土佐兄弟のようにユーチューブやTikTokなどのネタからブレークすることもありますが、いずれにしてもお笑いの腕がものを言うのは確かです」

 お笑いバブルと思いきや、実は実力重視に変貌しているようだ。