米オハイオ州で15歳の少女が州で最大のナマズを釣り、話題になっている。

 重さ101.11ポンド(約45.86キロ)の「ブルーキャットフィッシュ」と呼ばれるナマズをゲットしたのは、同州リッチモンドに住む高校生のジェイリン・パーカーさん。4月7日、オハイオ川の支流トゥエルブマイルクリークでゲットした。

 釣り方はジャグフィッシングと呼ばれる方法。

 1980年代にフロリダを中心に広まった釣り方で、ロープに大型ペットボトルを使った仕掛けを結びつけ、それを水面に浮かして魚を釣る。竿もリールも使わない“手釣り”で、手軽だが大物も釣れる方法だ。

 前夜、仕掛けをセット。翌朝チェックすると、超大物がかかっていた。ジェイリンさんは大激闘の末、両親らの助けを借りて巨大ナマズを網でランディング。

「これは記録ものかもしれない」

 そう思ったが、この日は日曜日で公式に計量する施設が開いていなかった。

 それで一家は、動物保護局の許可を得た上で、細心の注意を払って獲物を自宅に持ち帰り、翌日まで大きな水槽に入れておいた。そして翌日、近所の農場用品店に獲物を持って行き、デジタルスケールで計量。

 スケールの表示は101.11ポンド!

 これまでの州記録は2009年の96ポンドなので、見事15年ぶりに記録を更新した。写真はその時のひとコマだ。

 そして4月27日、同州のアウトドア資源の保護と促進を目的に活動しているNPO「OWO(オハイオ・アウトドアライターズ協会)」によって正式に認定された。なんとデワイン州知事から新記録保持者になったことを祝福する手紙を受け取ったという。

 そして大ナマズは元の場所にリリースされ、元気に泳ぎ去ったそうだ。