【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】歯ブラシ編

 歯ブラシは、1カ月ごとに交換した方がいいってことをご存じでしたか? 私はこの年になるまで知らずに半年に1回しか取り換えていません。

 毛先がヘッドから外にはみ出して毛先が外向きになってきたら交換時期だそうです。私は力を入れすぎてしまうので、数回で外側になっていました。左手で磨いて力の加減を弱くしたりしています。

■1カ月に150円の歯ブラシを1本交換なら年間1800円に

 歯ブラシの市場規模は約660億円で他のオーラルケアに比べると緩やかな伸びですが、1カ月に1本交換というのを周知すると市場が拡大するかもしれませんね。実行すると150円の歯ブラシで年間1800円になります。

 歯ブラシは進化していて、子供用のブラシで歯に当てると音楽が聞こえたり、磨いた箇所や時間がわかるIoT歯ブラシが登場したり、大人用にも口臭が測れるIoT歯ブラシが出ています。

 すご〜く試してみたいけど、そんな高価なものは手が届かないので、今日は定番のアース製薬の「シュミテクト」とライオンの「システマハグキプラス」を比較します。

 シュミテクトは知覚過敏用と書かれており、ハグキプラスはおとろえてきた歯茎に心地よいマッサージとあります。どちらもヘッドの種類は豊富ですが、シュミテクトは「薄型コンパクト」、ハグキプラスは「薄型ワイドコンパクト」と違うタイプを選んでみました。硬さは両方とも「ふつう」です。

 ヘッドの形はシュミテクトの方がやや細長く、ハグキプラスはワイドで横広がりです。どちらも握るところにグリップがついてますが、シュミテクトはやや細くなっています。

 毛を比べてみます。シュミテクトは3次元フィットと書いてあるだけあって、奥の歯の角も磨けそうです。ゆっくり歯と歯の隙間を磨くならこれかもしれません。でも、負けずにハグキプラスも毛の量が多く、角の段差が低くなっているので、歯茎の磨き残しは取れそうです。

 値段は、ユニバーサルドラッグでハグキプラスは298円(税込み)、シュミテクトは198円(同)でした。シュミテクトはブラシ部分が小さいので私の小さい口の中にも、奥の歯の裏側まで届きます。ただ超極細毛で飽和ポリエステル樹脂が材料でやや硬めに感じる人もいるかもしれません。前の下の歯には、歯茎を強くこすりすぎないよう注意です。

 逆にハグキプラスはブラシ部分がやや大きいので全体を優しく磨くのにいいので両方使うのがよさそうです。

(柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)