高齢になり、財産や身辺の整理をする終活。「自分もそろそろ取り組まねば」と考えている人も多いのでは。実は、相続するほどの財産があり恵まれている人でも、子や孫は財産を残されて喜ぶとは限らない。事前に何を処分しておけば、子や孫に迷惑をかけないのか--。

 美術品買い取り専門店「獏」を運営する株式会社獏(本社:東京都大田区)はこの5月、相続の経験がある40代以上の男女1009人に「相続と骨董品」に関する調査をインターネットで実施。その結果、相続品をどのように利用・処分すればよいか悩んだことがある、と回答した人は約4割もいた。そして相続される前に親に処分しておいてほしかったものを聞いたところ、5位は自動車、4位は有価証券(株式・債券・手形・小切手など)という結果に。誰が相続すればよいのか、せめて現金化しておいてくれれば手間なく分けやすい、ということか。

 3位は美術品。これも誰が相続すればよいのかモメそうだし、売却して現金化しようにも購入価格や経緯がわからず、子ども世代は困ってしまう。数が多いとなおさら売却手続きが大変になりそうだ。

 2位は不動産。近年、売ろうにも売れない“負”の遺産の“負動産”になっている、と話題だ。高額で売れる不動産を相続したとしても相続税が高額になるし、誰が相続するかよりモメそうだ。売って現金化して分けようにも、面倒で悩ましい……。

 1位は家財道具。これは使う人の好みがある。価値のある家財道具ならともかく、たいていは処分するしかないものが多い。大きい家財道具は処分するにも大変だし費用もかかる。相続する側としては、少しでも減らしておいてくれれば助かる……といったところだろう。

 しかし、親の世代としては、どれも生きている間は使ったり大事にしていたり、処分したくないものばかり。死んだ後のことばかりも考えちゃいられない、か?