見苦しすぎる。

 都知事選への候補擁立を断念した日本維新の会。これまで、無所属で立候補している石丸伸二・前広島県安芸高田市長(41)への推薦を模索したが、石丸氏本人に袖にされた。さらに、小池知事側にも「独自候補を出さない代わりに、来年の都議選で都民ファーストの会とのすみ分けを求めた」(都政関係者)ものの、ガン無視され、誰からも相手にされないダサダサっぷりを露呈しているのだ。

 そこへきて、さらなる「ダサすぎ案件」が発覚。東京維新の会幹部が、他陣営への「支援禁止令」を出したのだ。ある維新関係者が言う。

「今月中旬にあった都連の会議で、幹部が厳しい口調で『今回はあくまで静観だ。他の陣営の支援は絶対にするな』と発言したのです。かなり強い口調だったので、皆、違反したら処罰対象になると受け止めている。最悪の場合、除名もあると囁かれています」

 一般的に、選挙で政党が公認候補を立てず、推薦も出さない場合、自主投票となり、党所属の議員や候補者は自由に他陣営の支援を行うことができる。処分ありの禁止令を出すなど、随分と極端だ。なぜ、こんな対応をとったのか。前出とは別の維新関係者が言う。

「特に、石丸さんに袖にされたことに、東京維新の幹部が激怒しているようです。改革姿勢を打ち出す石丸さんは、過去にネット番組で維新創設者の橋下徹元大阪市長と対談した経緯もあり、維新とは親和性が高い。幹部としては『石丸をウチの候補にできるはず』と期待していたのに、アッサリ振られてしまった。だから、石丸支援だけは許せないのでしょう」

■党首討論では馬場代表が暴走

 それにしても、最近の維新の迷走っぷりはハンパない。

 19日、国会で開かれた党首討論では馬場代表が暴走。政治資金規正法改正を巡って、維新が要望していた旧文通費の見直しなどを盛り込んだ合意文書に岸田首相がサインしたのに、自民側に「旧文通費の見直しは今国会中の成案が困難」と棚上げされたことにブチ切れた。「合意文書を作ろうと持ちかけたのは自民じゃないか!」と文句を垂れまくったのだ。政治改革そっちのけで、手柄を潰されたことに怒っているようにしか見えなかった。

「4月の衆院東京15区補選の維新陣営の対応を巡って、“身内”の足立康史衆院議員が批判を展開。これに東京維新が激怒し、党本部に足立氏の処分を要求した。結局、足立氏は半年間の党員資格停止となり、亀裂は修復不可能なレベルです。ガバナンスが崩壊しています」(官邸事情通)

 これが、ゆ党の運命なのかもしれない。