歩行は脳にも効果的 座っているとひらめきは生まれない

歩行は脳にも効果的 座っているとひらめきは生まれない

【医者も知らない医学の新常識】(195)

 歩くことが健康に良いということを最近耳にします。歩行は最も簡単に出来る全身運動で、日本の有名な疫学研究である、群馬県の中之条町での研究結果では、早歩きを交えながら歩くことにより、その歩数によって、多くの病気が予防可能であることが示されています。ただ、それは体の病気だけであって、脳の働きとはあまり関係がないと、思われている方が多いかも知れません。

 実は、歩くことと脳の働きとの間には大きな関係があるのです。

 2014年の認知機能の専門誌に掲載された、スタンフォード大学の研究結果によると、人間の脳の創造的な働きは、座っている時よりも歩いている時の方が、60%も活性化することが分かりました。

 こうした活性化は検査を受けた人の8割以上に認められ、座ったり歩いたりを繰り返した実験でも確認されています。もちろん、集中してひとつのことを考えるような脳の働きは、じっと座っている時の方が優れているのですが、ひらめきのようなものは、体を動かしている時により活性化されるものであるようです。

 高名な哲学者や科学者が、散歩をしていてひらめきを得た、というような話は昔から定番ですが、歩きながら考えることが創造性を刺激するというのは、最新の脳科学でも証明されていることなのです。

 皆さんも脳を活性化するために歩いてみて下さい。

(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)


関連記事

おすすめ情報

日刊ゲンダイDIGITALの他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

生活術 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

生活術 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索

トップへ戻る