徐々にだが、前に進んでいる。プロ2年目の右腕・佐々木朗希(19)のことだ。

 20日、イースタンの楽天戦に先発し、3回を2安打1四球4奪三振、2失点。新外国人のディクソンに公式戦初の一発を浴びたものの、ストレートの最速は153キロ、球数はプロ最多の63球だった。

 佐々木朗は今回が公式戦3度目の登板。4月に入ってから2回と3回の計5回を投げていた。

「3イニングの登板を2度続けてクリアしたことに意味があるといいます。3回を3〜4度、しっかり投げられるようになったら一軍に昇格させるプランだと聞きましたから」と、OBのひとりがこう続ける。

「佐々木朗の最大の課題は体力面です。投げようと思えば160キロも投げられますけど、肩肘を含めた上半身がその球速に耐えられる強度に、まだなっていない。なので6〜7割程度の力の入れ具合で投げています。それでもストレートの平均球速は150キロを超え、制球も悪くない。スライダーやフォークなど変化球も一級品です。十分、一軍で通用するし、160キロは必要ないという判断です」

 3回を3〜4度というのだから、このままケガなく順調にいけば、5月中の一軍昇格がみえてくる。プロ野球の投手は投げてナンボ。シート打撃で160キロを投げた反動で、その後1カ月間、ほとんど投げられなかった昨年に比べれば、はるかに順調だ。

 公式戦3試合目で本塁打を打たれたのが初めてなら、失点も初。試合後の本人は球団を通じて、

「いろいろなシチュエーションの中で投げることができたのはよかった。次も頑張りたい」とコメントした。