巨人のドラフト1位ルーキー平内龍太(22=亜大)が17日、登録を抹消された。

 16日の阪神戦で2―2の四回から2番手として登板。いきなり四球を与えると陽川に勝ち越しの2ランを被弾した。その後、2死二塁で近本にタイムリーを打たれて降板。3分の2回を3安打4失点でプロ初黒星を喫した。原監督は「簡単にフォアボール、ホームラン。自分の役割というのは分かっているはず。今日は寝られないぐらい悔しがらないといけない」と手厳しいコメントを残していた。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「新人の平内をとやかく言う前に、原監督はなぜ2失点の先発・今村を三回でマウンドから降ろしたのか。試合後に『流れを変えたかったけど、うまく機能しなかった』と説明していたが、今村と高橋の2人は開幕からローテを守っている。エース菅野を故障で欠く中、3回2失点であっさり降板させてしまっては、先発として独り立ちするものもしないでしょう。今はリリーフ陣も苦しい。今村にアクシデントが発生したわけでないなら不可解な交代に映りました」

■ファンも采配を疑問視

 高橋氏が続ける。

「ドラフト1位の平内はしっかり育てたい。チャンスをあげるなら、準備をさせた上で先発で使って欲しかった。これで二軍落ちでは死んでしまいます。現状では制球が甘く、首位阪神との3戦目に同点の場面で2番手として投入するには、荷が重かったと言わざるを得ない。中継ぎ陣で状態がいい野上か、ロングリリーフ要員がいないというなら、今村に続投させるべきでしょう」

 阪神とは4.5ゲーム差。25日からは交流戦が始まるため、当面は直接対決がない。巨人ファンからは「監督の采配ミス」「何で平内?」といった采配を疑問視する不満がネット上にあふれた。

 同じ日、原監督は同点に追い付かれる痛い暴投のミスを犯した遊撃の吉川尚輝(26)についても「守備はやっぱり攻撃性がないといけない」と怒り、六回からベンチに下げた。

「正遊撃手の坂本が離脱する前、吉川は二塁手の控え扱いでした。坂本がいる時から遊撃の練習をしていたのか。起用しているのは原監督。吉川の後は若林が遊撃に入った。普段は二塁手で他に三塁や左翼も守るユーティリティープレーヤーです。その若林も遊撃の練習をどれだけやっているのか。16日の試合で今の巨人がいかに守備を軽視しているか、その一端を見た気がします」(高橋氏)

 最近、原監督から選手を責めるコメントが増えている。計14年の原政権の歴史上、間違いなく良くない兆候である。