26日に自力優勝の可能性が消滅した3位巨人が、28日からドラフト5位ルーキー・秋広優人(19)を一軍に昇格させる。

 身長2メートル。2月の春季キャンプ途中から一軍に合流すると、自慢の打撃でアピール。3月のオープン戦にも帯同した。開幕一軍入りこそ果たせなかったものの、イースタン・リーグでは80試合に出場し、打率.229、8本塁打、24打点。最近は4番を務めていた。

 右手甲の骨折で離脱中の梶谷隆幸(33)の一軍合流は見送られたが、すでに二軍戦で復帰しており、こちらも近日中に昇格する見込みだ。

 新人の秋広は4ゲーム差の首位ヤクルト、2位阪神を追うチームの「起爆剤」として、FA入団1年目の梶谷は「最後の切り札」といったところだろう。一方で球団は、V逸もにらみ、オフの人員整理の準備を着々と進めている。

 日本野球機構が発表した今季の戦力外通告の期間は第1次が10月4〜25日まで。第2次はCS終了の翌日〜日本シリーズ終了の翌日となっている。さる球界関係者がこう言った。

「巨人では大物FA入団組が揃ってクビになりそうです。年俸3億円の5年契約が終了する陽岱鋼(34)を筆頭に、巨人に8年間在籍したベテランの大竹寛(38)、昨オフに年俸1億5000万円から3000万円に大幅減給となったが、右肩を痛めて離脱している野上亮磨(34)の3人。複数年契約が残る丸、梶谷、井納の3人以外は今季限りともっぱらです」

 もしV逸すれば、リーグ連覇を果たした昨年以上の血の入れ替えが断行される。大塚球団副代表が「発掘と育成の元年」とした昨オフは、15人が支配下を外れる“リストラ”にあっている。

「昨年のドラフトで支配下7人を指名して、キャンプは63選手でスタートした。今年のドラフトでも同様の人数を指名すると考えると、今の上限70人から14人のクビを切らないといけない計算。育成も含めれば、昨年以上の選手がリストラされるとウワサされている。FA入団組に限らず、崖っぷちの選手たちは戦々恐々としています」(チーム関係者)

 秋広と一緒に28日から一軍に合流する中継ぎの高木京介(32)あたりは、まさに当落線上。「最終テスト」の意味合いが強い昇格かもしれない。