堀江貴文氏がプロデュースするAI人材育成機関「ホリエモンAI学校」を提供するテレワーク・テクノロジーズ株式会社(荒木賢二郎代表)は19日、同校の公式の広告アカウントや関連アカウントを凍結されたと明らかにした。「なりすまし」広告への対応が議論を呼んでいる、フェイスブックを運用するMeta(メタ)社によるものとして、「ずさん」な対応と断じた。

同社は「本日2024年4月19日、meta社から広告アカウントおよび広告アカウントに紐づいた代表者荒木賢二郎の個人アカウント、広告運用担当者の個人アカウントの凍結を受けました」とし、凍結されたという状況のアカウントの画像も公開。フェイスブックの「なりすまし広告」が問題化する中で「4月16日にmeta社は詐欺広告に関する声明を発表しておりましたが、その対策が動き出している一方で、公式のコンテンツもアカウント凍結するずさんなものであり、また、再審査も受け付けないという状況にあります」と説明した。

同社は発表の段階で「手順に沿って再審査を請求しましたが、画面上に『アカウント停止に関する決定の再審査はできません』と表示され、現在も凍結状態が続いています」と報告している。

「なりすまし広告」については、今月10日に自民党本部で詐欺広告に関する会合が開かれ、前澤友作氏、堀江貴文氏が出席。Meta社は16日に「著名人になりすました詐欺広告に対する取り組みについて」とする声明を発表したが、200億ドル以上の投資を行ってきたと主張し「役割を果たすべく注力する」などの内容に対し、前澤氏らから批判の声が上がっている。