4月28日に投開票された衆院東京15区補選に出馬し、落選した作家の乙武洋匡氏(48)が5日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演した。

番組MCの東野幸治に「終わって、今はゆっくり休んでいますか?」と問われた乙武氏は「今はまだ江東区でごあいさつをやっている」と述べると、ゲストの歌手泉谷しげる(75)に「乙武さん、これで終わるわけじゃないでしょ。またやるんでしょ。無所属でやってほしいわけさ」と、選挙再挑戦への期待を示された。

乙武氏は「ありがとうございます」と応じたが、東野に「無所属は大変なんでしょ?」と問われると「お金が、もうないですね」と苦笑い。今回の選挙で次点につけた無所属の須藤元気氏(46)がお金をかけない選挙を訴えていたことに話が及ぶと、乙武氏は「あれでも1500万くらいかかっていますからね」と、須藤氏が自身のX(旧ツイッター)で明かしていた選挙費用の額に触れながら、組織がついた候補に比べてさまざまな制限があり個人の負担も大きい無所属での立候補について語った。

東野に「今何がいちばんしたい?」と問われると、乙武氏は「こうやってみなさんとやっと、普通に会話ができるんだと」と笑顔をみせ「ずっと選挙期間中は不眠で…」「あの(妨害行為の)大音量を毎日浴びせられると、寝れないですね」と、打ち明けた。