藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が豊島将之九段(34)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第4局が19日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で再開され、午前10時を回り、おやつが用意された。戦型は横歩取り。別名「空中戦」で、飛車、角の大駒や桂馬が盤上を乱舞する派手な展開が続き、難解な中盤戦から終盤戦の入り口に差しかかっている。

藤井は午前のおやつに「元祖地獄蒸しプリン」「自家焙煎スペシャルティ」を注文。「元祖−」は地獄(温泉)の蒸気を利用した別府名物「地獄蒸し」の柔らかプリンだ。

豊島は「本わらび餅 べろべろ山崩し」「かぼす緑茶」。「本わらび餅」は将棋の駒を模したわらび餅を積み重ね、将棋の遊び「山崩し」をイメージした名人戦メニューだ。

名人戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各9時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。

昼食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。