藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が豊島将之九段(34)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第4局が19日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で再開され、正午になり、昼食が用意された。シリーズの対戦成績は藤井の3勝0敗。一手一手が難しく、藤井は42手目に1時間40分の大長考。2日目午前中は4手しか進まず、昼食休憩に入った。

藤井は勝負メシに「別府冷麺」を注文した。天然の厚葉昆布と国産牛肉で出汁をとり、スッキリとした味わいのスープと、小麦粉とそば粉をブレンドした手打ち麺の相性は抜群。麺好きの藤井は別府のソウルフードをチョイスした。

豊島は「冠はものうまみ丼と根芋の赤だし」を注文した。別府湾でとれたハモ、大分ブランド地鶏「おおいた冠地どり」、うまみキノコ(干し椎茸)といった別府産の食材を、ハモの出汁と卵でとじた。大分のおいしいものが1つの丼にギュッと詰まった逸品だ。

昼食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。