6月に引退した将棋の中座真八段(54)の妻、女流棋士の中倉彰子女流二段(47)が3日、X(旧ツイッター)を更新。引退した夫のメッセージを発信した。

花束を手にする中座の写真をアップし「引退発表から、関係者の皆さまファンの皆様から多くのコメントを頂き、本人がX(旧Twitter)をしていないので、こちらにて」と切り出した。

続けて「先日は多くの方からコメントをいただき感謝の気持ちでいっぱいです。いただいた言葉を励みにしてがんばっていこうと思います」と夫のメッセージを紹介した。

日本将棋連盟は5月、「このたび、中座真八段から、一身上の都合により引退届が提出され、受理いたしました」と発表。そして「つきましては、進行中の対局すべてが終わった日付での引退となります」と続けた。北海道・稚内市出身の中座は6月19日の第37期竜王戦4組残留決定戦で、同郷北海道の札幌市出身の野月浩貴八段に敗れ、引退した。

中座は95年下半期の三段リーグを突破してプロ入り。「横歩取り戦法」では飛車を「8五」に引く「中座飛車」を開発し、新手を表彰する「升田幸三賞」を受賞した。師匠は佐瀬勇次名誉九段。