斎藤佑樹の決意「あの時に近づけるような活躍を…」

斎藤佑樹の決意「あの時に近づけるような活躍を…」

来季で10年目を迎える日本ハム斎藤佑樹投手(31)が率直な思いを吐露した。2日、札幌市内の球団事務所で現状維持の年俸1600万円で契約更改。2年連続で未勝利に終わった今季だが、チームが導入した新戦術のショートスターターには光明を見いだした。新たな役割を全うして、これまで支えてくれたファンや球団への恩返しを誓うとともに、06年夏の甲子園で巻き起こした「佑ちゃんフィーバー」の再来へ、全力を尽くす覚悟を語った。(金額は推定)

斎藤は、前だけを見据えた。「チームが優勝するために、結果を出すための1つのピースになれればいい」。来季で節目の10年目。ポジションに、こだわりはない。「今の僕の状況において、どの役割も難しいからやりませんというのは、ないと思う。逆に、どのポジションでもフィットできるように、自分自身が努力していくしかない」。活路を見いだしたのがショートスターターだった。

今季は1軍で1試合、2軍でも3試合、新たな役割を担った。「チャンスは増えたのかなと思う」。短いイニングに持てる力を発揮する起用法が自身に合っていると感じる部分も多かった。「(打者)ひと回りということを考えて、抑えられたシーンもあった」。栗山監督は来季も同戦術を継続することを表明している。「投げた試合でチームが勝つことが、ショートスターターとしての励みになると思う」。日本一奪回への歯車になることが、来季に求める自身の姿だ。

9年間、88試合で15勝26敗。「振り返っている場合じゃないという感じ。長かったし、あっという間でもあった。1つ1つを思い返してみたら、いろんなことがあった」。

1年目に6勝、2年目には初の開幕投手で初完投勝利も、オフには右肩関節唇損傷が判明。その後は、もがきながら努力を重ねてきた。原動力はファンと球団のサポート。「自分自身もメンタルが弱い方だと思う」と話すが「諦めずに活躍を願ってくれているファンの方たちもいる。球団の方にも後押しされている。自分1人で、できるわけではない」と周囲に鼓舞され、ここまで来た。

野球人生の転機となった06年夏の甲子園を思い返しながら、言った。「きっと、みなさんが見ている景色っていうのも、あの頃の映像なんだろうなと思う。僕自身もスピード、キレ、コントロール含め、あの時に近づけるような、あの時のブームを起こせるような活躍をしていきたいなと思うし、努力をしていきたい」。1軍戦力としてチームに貢献することが、周囲への恩返し。強い決意を持って、10年目に向かう。【木下大輔】

◆ショートスターター 日本ハムが編み出した投手起用の新戦術。先発投手が3回打者一巡をめどに交代して第2先発につなぐ起用法。メジャーで昨季から見られるようになった救援投手を先発で起用し、2回以降に本来の先発投手に継投する「オープナー」をアレンジした「先発投手→先発投手」という戦術だ。一般的に打者は2巡目、3巡目と対戦を重ねればボールに慣れてくるといわれ、投手のスタミナも落ちてくる。ひと回りごとに投手交代することで被打率を抑える可能性が高まる。


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