<日本生命セ・パ交流戦:楽天6−2中日>◇10日◇楽天生命パーク

楽天滝中瞭太投手(26)が5回を76球、7安打2失点の粘投で5勝目をマークし、チームを交流戦首位タイ浮上に導いた。オフに自主トレをともにした“師匠”則本昂が前夜に敗戦投手となり、カード勝ち越しへ絶対に負けられない中で踏ん張って交流戦3勝目。右腕が持ち味を発揮した。

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今季本拠地での初白星に、お立ち台では感謝の言葉を口にした。

滝中 点を取ってもらった後に失点したり、先頭フォアボール出したりとか、あまり納得は出来ないですけど、頼りになる野手の方とリリーフ陣に助けられて勝ちをつけてもらったので。本当にありがたいなと思ってます。

粘りの投球だった。3回に浅村の適時打など2点の援護を得たが、直後の4回に福留に適時打を浴びて1点を失うと、4回に鈴木大の2ランで2点を加えた直後の5回にも高橋周の二ゴロの間に1失点。いずれも味方が得点した後の失点でリズムに乗りきれなかったが、なんとか踏みとどまり同点までは許さなかった。

“師匠”の則本昂に続いて負けるわけにはいかなかった。「ちょうど水曜、木曜と並んでいるので。ノリさん勝った後は勝ちたいと思いますし、負けた後は何とか勝って取り返したいとは思います」という。自主トレ、キャンプと過ごす中で、先輩右腕の姿勢から学んだことは大きい。

「やっぱり野球に対してすごい細かいというか。練習の中で、試合ですべきことを出来るように練習をして、試合ではそれを出すだけだと。やっぱりトップで走っている選手が基礎的なことからやる中で、自分ももう1回、原点に戻って、試合に投げるためのコンディション作りを意識するようにはしています」。今季は徐々に成果に現れているが「少しずつ理解は出来ているんですけど、まだまだ体現はできていないかなと思います」とさらに上を目指す。

先輩に並ぶ5勝目に「則本さんに勝ち星が並んだなと思います。まだまだシーズンの途中なので、投手全員で1つでも多く勝ちを積み重ねられるように、僕も1戦1戦頑張ります」。これからもきっちり恩を返していく。【鈴木正章】