<ソフトバンク9−4日本ハム>◇6日◇みずほペイペイドーム

4月11日以来の1軍出場となった日本ハム野村佑希内野手(23)が、今季初の3安打猛打賞と気を吐いた。0−1の2回、先頭でソフトバンク和田の2球目に反応。ややこすり気味の打球は、右翼線ぎりぎりでバウンドした後、そのままスタンドに入ってエンタイトル二塁打となり、一時同点の生還も果たした。

さらに5回2死で左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、8回1死で左前打。チームは10カードぶりに初戦を落としたが「自分自身として戻ってきて出たのは良かったかな。(チームが)勝てるようにやっていきたい」と前を向いた。

約1カ月ぶりの1軍の舞台。新庄監督からは再昇格の条件として「4試合で12安打」と高いハードルを掲げられていた。さすがに、そのスピードで12安打に達することはできなかったが「間に合わなかった(笑い)。まあ良い状態で打席を過ごすことはできたかな」。ファームで18試合に出場し、69打数27安打、3割9分1厘3本塁打と調子を上げ、帰ってきた。

いきなりの3安打に指揮官も「良かった、良かった。鎌ケ谷の映像を見たまんまの野村君で帰ってきてくれて。今後楽しみですね」と喜んでいた。