中日中田翔内野手(35)が20日、日本ハム時代のチームメートで、日米通算200勝を達成したパドレス・ダルビッシュ有投手(37)を祝福するコメントを球団を通じて発表した。

「日米通算200勝おめでとうございます。プレーする姿勢、技術はもちろん、人としても尊敬する先輩の大偉業に大変うれしく思います。自分も任せられた場面で、しっかり結果が残せるよう、1つ1つの試合を大切に取り組んでいきたいと思います」

2人は3学年違いながら、高校時代は中田は大阪桐蔭で、ダルビッシュは東北で甲子園を沸かせた。ともに日本ハムに1位入団し、3学年上のダルビッシュは入団時から後輩を公私ともにサポート。苦言を含めたアドバイスを送ったり、先輩の勝利を後輩が自らの本塁打で呼び寄せたこともあった。

中田は16日に移籍後初の出場登録抹消を受け、ナゴヤ球場でリハビリ中。チームは完全休養日で、自宅のテレビ画面越しに観戦したもようだ。

15日の阪神8回戦(バンテリンドーム)の第1打席で左足首に自打球を当て、左足をかばった影響で古傷の右太ももの軽い肉離れを発症。17日から19日まではナゴヤ球場で電気治療などを続けていた。

今季加入した中田は開幕から休養日による欠場などを挟み34試合に出場し、打率2割5分6厘、3本塁打、16打点の成績を残していた。「明日(20日)は休みだけど、明後日(21日)から体を動かすよ」と戦列復帰へ本格始動は間近。最短では26日に再登録が可能で、中田にとってダルビッシュの偉業は大きな励みになった。