DeNA牧秀悟内野手(26)が21日、右ハムストリングの肉離れで出場選手登録を外れた。代わって知野直人内野手(25)が1軍昇格した。

三浦大輔監督(50)は「軽い肉離れ。本人はバッティングはできると言っていて『出ます』と言っていましたけど、再発しては困るのでストップをかけました」と説得したと述べた上で、今後については「どうしても10日間は(出場)登録できないので、日々の回復具合をみながらですね」と説明した。

牧は18日の中日7回戦(横浜)で負傷。1点リードの8回先頭、遊撃へのゴロに一塁へ全力疾走した直後に石井コーチと話しながら、トレーナーに出迎えられて治療のためベンチ裏へと引き揚げて代走・林が送られた。その後、球団は右膝裏の張りと発表していた。 4年目の今季は主将を務め、出場39試合で打率2割6分2厘、5本塁打、21打点。リーグトップの阪神近本の7盗塁に迫る同2位の6盗塁と走塁でも存在感を示していた。頼れる主将の離脱に激震が走る中で、指揮官は「戻ってきたら最後までフルでやってもらうため、ここは我慢」と語った。

牧は22年には新型コロナ感染による特例抹消、左足関節骨棘(こっきょく)障害での2試合の欠場はあったが、負傷で出場選手登録を抹消されるのは初めて。昨年は3月のWBCからシーズンも全試合出場し、11月のアジアCSにもキャプテンとして出場するなど、フル稼働。今季は出場全試合4番で出ていた。