今夏の球宴ファン投票の第1回中間発表で、阪神勢は近本光司ら3選手が各部門で1位に立った。大躍進は才木浩人だ。8532票を集め、堂々のセ先発部門トップ。同2位の巨人菅野智之に約3000票差をつけている。両リーグ最多の5勝、防御率1・76と抜群の安定感で、ファンの心をつかんでいる。同5位の同僚村上頌樹の上を行き、初出場への期待が膨らでんきた。岩崎優は中継ぎ投手部門で1位につけた。

昨季リーグ史上最多の9部門10人が選ばれた阪神だが、今季は混戦もようだ。抑え部門でゲラが3位につけている。野手では捕手部門で坂本が3位、一塁手部門で大山が4位、二塁手部門で2位に中野が入る。さらに外野手部門では6位に森下、9位に前川右京と期待の若虎がランクイン。阪神からは計12人が上位に入った。不振で2軍に降格した佐藤輝は三塁手部門の4位。昨季は52万超を得たが、トップで2万4154票を集めたヤクルト村上に大差をつけられた。

両リーグ最多得票はソフトバンク柳田の2万6389票。各部門1位(外野手は3位まで)の球団別は、2位で好調な日本ハムの7人が最多で、広島、ロッテ、楽天は0人となっている。最終結果は7月2日午後4時に発表される。選手間投票は同4日、監督選抜は同8日に発表され、両リーグで最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」により、同17日に31人ずつの出場選手が出そろう。