<日本ハム−オリックス>◇22日◇エスコンフィールド

日本ハム山崎福也投手(31)が試合前練習で6本の柵越えを放った。

プロ通算打率2割7分3厘(22打数6安打)をマークしている、打撃も得意な左腕は「もう少し(柵越え本数は)行けたかなという感じです(笑い)。もうちょっと放り込みたかった感じはあったんですけど…あとは室内のほうで打って調整します」とニヤリとした。

次週に迫った交流戦へ向けて、21日から一部投手陣が打撃練習を開始。山崎は前夜のオリックス戦に先発した関係で、この日から打撃練習を取り組み始めた。古巣から今季5勝目を挙げた試合では、右すねに打球が直撃するアクシデントもあったが、大事に至らず。「今日の朝、チェックして全然状態が良かった。これだったらいけるかなという感じで。『いいんですか?』みたいな」とチームからも打撃練習OKのお墨付きをもらって気分よく快音を連発した。

グラウンド上でのフリー打撃は、昨季の交流戦前以来で約1年ぶりだった。それでも、日大三(東京)時代に準優勝した3年春のセンバツで計13安打を放ち、1大会における通算安打の最多タイ記録を樹立した山崎の打撃技術は健在。「バット(のヘッド)が出てこない感じはあったので、もう少し練習したい」と6発を放っても満足せず。さらなる調整をこなして、交流戦で目指す打率は「3割です。そこはやっぱり目指さないと」と目標を掲げた。