<ヤクルト3−5DeNA>◇23日◇神宮

DeNAがヤクルトに競り勝ち、今季初の同一カード3連勝で勝率5割に復帰した。タイラー・オースティン内野手(32)が、3年ぶりの4番起用に応える5打数3安打3打点と大暴れ。1回1死一、二塁で中前に運んで先制点をもたらすと、4回の第2打席。ヤクルト先発・高橋の直球を捉え、左翼席中段まで飛ばす特大2号ソロ。「スーパーコンタクト! 自分のポイントで力強く捉えることができました」と喜んだ。

5回には左中間へ適時二塁打で猛打賞。残り三塁打が出ればサイクルだったが、あと1本が出なかった。それでも本人は「チームのためにできることをやれた」と納得顔だった。前夜まで3試合連続で4番を務めた筒香はコンディションなどを考慮してスタメンを外れる中、21年10月5日の阪神戦(横浜)以来の4番を務めたが動じない。「仮に4番でも1番でも9番でも自分のやることは変わらない。三浦監督が決めたところでしっかり仕事をやりたい」ときっちりこなした。4月に右太もも裏の肉離れで離脱したが、1軍復帰後は5試合連続安打中。好調をキープして広島とのホーム3連戦へ。「体の状態は非常に良好。この状態を1日も長く続けたい」と意欲を見せた。【平山連】

▽DeNA三浦監督(今季初の同一カード3連勝)「ついに(笑)。(オースティンは)別に4番の打撃をとは言っていないが、オースティンらしい打撃をしてくれた」