<阪神8−1中日>◇27日◇甲子園

阪神が接戦を制し、4試合ぶりに勝利した。岡田彰布監督(66)は、監督通算700勝を達成。阪神の監督通算勝利数も512勝とし、藤本定義監督が持つ球団記録の514勝まで、2勝に迫った。チーム8得点は5月16日の中日戦で9得点を挙げて以来だ。

26日は0−1で敗戦。前夜も1−1でドローと貧打にあえいでいた。今試合前まで5試合連続で2得点以下。その「2点の壁」を突破した。7回に一挙4得点。チーム65イニングぶりとなる1イニング複数得点だった。

先陣を切ったのは4番大山悠輔内野手(29)だ。7回無死一、三塁で中日梅津から先制の左前適時打。これで均衡を破った。さらに一、二塁の場面で、前川右京外野手(21)が右翼への適時二塁打。そして二、三塁となり佐藤輝明内野手(25)が、左前への2点適時打を放ち突き放した。

さらに8回にも4得点。森下翔太外野手(23)にも適時打が飛び出した。前川、佐藤輝はそろって3打点をマーク。久々に打線が火を噴いた。

先発村上頌樹投手(26)は、4月30日広島戦以来となる3勝目。約2カ月ぶりの勝利となった。

▼監督通算700勝=岡田監督(阪神) 27日の中日12回戦(甲子園)で今季34勝目を挙げて達成。プロ野球20人目。初勝利は04年4月2日の巨人1回戦(東京ドーム)。勝利数の内訳は阪神で512勝、オリックスで188勝。