<阪神−中日>◇27日◇甲子園

阪神岡田彰布監督(66)が近本光司外野手(29)を今年初めてスタメンから外した理由を語った。

「いや、ずっと悪かったからや。まあいい機会やったからな」と試合後に明かした。

「昨日もあまり内容良くなかったから、1日休ませようかなと思って。(代わりの)島田がいい仕事をしましたね。1、2番に走ったりというのが出てくると、つながりというのが出てくると思いますよ」と代役で2安打した島田海吏外野手(28)を称賛した。

28日のヤクルト戦(神宮)以降については「そんなん分からへんよ。これで外したら島田怒りよるやろ。そんなん当たり前やろ。だってこれはお前、みんなプロなんやからさ。試合出てなんぼなわけやで。そこをおびやかそうと思って、みんな練習してるわけやからさ。そんな簡単にな」と、島田のスタメン続行の可能性についても触れた。

近本のベンチスタートは昨年9月30日の広島戦以来。欠場は同24日中日戦以来。今季も不動の1番打者としてスタート。6本塁打を放つなど勝負強い打撃が光ったが、主軸の不振や離脱が相次ぎ、3番や4番に回ることもあった。今月15日に本来の1番に戻ったが、7試合でわずか3安打と逆にどん底に陥り、前日26日の中日戦は6打数無安打。打率は2割5分2厘まで悪化していた。