<阪神8−1中日>◇27日◇甲子園

阪神の4試合ぶりの勝利は岡田彰布監督(66)のメモリアル勝利となった。

本拠地で監督通算700勝を達成し、阪神の監督通算勝利数も512勝とし、藤本定義監督が持つ球団抱いた記録の514勝まで、あと2勝に迫った。チーム8得点は5月16日の中日戦で9得点を挙げて以来だ。

お立ち台にはともに2安打3打点の前川右京外野手(21)と佐藤輝明内野手(25)、4月30日の広島戦以来約2カ月ぶりの3勝目を挙げた先発村上頌樹投手(26)の3人が上がった。ヒーローインタビューの一問一答は、以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

−完封惜しかったですね

村上 ヒーローに呼ばれてるのがちょっと恥ずかしいです。

−村上投手の好投があっての勝利。降板は悔しいか

村上 やっぱりいきたかったので、本当に悔しい登板になりました。

−自己最多の11奪三振

村上 多分そうです。そんなにとってたんですか。

−11個目の三振をとってからは白い歯が見えたような

村上 それは意識なかったです。

−初回はピンチしのいだ

村上 立ち上がりピンチなってしまって、しんどいかなと思っていたんですけど、梅野さんがうまくリードしてくれて、野手も守ってくれたので、ゼロを並べたのかなと思います。

−7回には大山の適時打で1点入った

村上 粘ってくれてよかったと思いましたし、打つだろうなと思いながら見てました。

−高校の後輩の前川も適時打を放った

村上 どこに打ったかは、あんまり見えていなかったので、皆さんの歓声で『ヒット打ったんや』と思いました。

−後輩の打撃は頼もしいか

村上 ・・。・はい(笑い)。

−間がありましたが、2カ月ぶりの勝利に関しては

村上 なかなか勝てなかったので、チームに迷惑かけていたので、やっと勝ててよかったです。

−次の登板に向けて

村上 また来週もいいピッチングできるようにやっていきたいので、応援よろしくお願いいたします。

−前川、2点目の適時打は

前川 監督に『引っ張ってこい』と言われたので、引っ張れてよかったです。

−指示通りの打撃で

前川 指示通り行けました。

−指示通りの打撃でベンチに帰ってきてからは、岡田さんからは

前川 うーん、いや、『ナイスバッティング』ぐらいです。

−チームメートの祝福はありましたか

前川 結構ありました。

−村上が先発して、援護したいという気持ちは強かったのでは

前川 それは特になかったんですけど、勝てるように必死に頑張りました。

−村上も苦笑い。2本目の適時打は

前川 (村上)頌樹さんが点を取られるかなと思ったので、もうちょっと取りたいと思いました。

−次のゲームに向けていい試合になったのでは

前川 ここ(お立ち台には)大山さんが今日のヒーローだったので、本当は。さっき譲ってくれたので、感謝したいと思います。感謝です。

−7回無死二、三塁で適時打は2点が入ったあとの打席だったがどう入った

佐藤輝 つないでもらったチャンスなので。打って絶対返すぞという思いでいきました。

−走者をかえした

佐藤輝 狙い通りのバッティングでした。

−ファンの大声援を受けて

佐藤輝 今日も途中で雨が降ってきましたけど、最後まで応援してくださる皆さんの声援が、すごい後押しになって頑張れています

−明日以降ももちろん打ってもらえますか

佐藤輝 打ちます!

−最後は3人を代表して前川が明日以降への抱負を

前川 今日、兄ちゃん誕生日だったので、おめでとう!明日からもまたチーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。