<ヤクルト6−1阪神>◇29日◇神宮

ヤクルト奥川恭伸投手(23)が、本拠地・神宮で995日ぶりの勝利を飾った。

右肘痛で緊急降板した22年3月29日の巨人戦以来、2年3カ月ぶりの神宮に帰還を果たし、阪神打線を5回1失点に抑える粘投を見せた。

打線から序盤に5点の大量援護を受け、昨季王者相手に最後まで力強く腕を振った。3度得点圏に背負いながらも最少失点にとどめた。4点リードの5回には1点をかえされるも、2死一、三塁で森下を二ゴロに仕留めて右手で小さくガッツポーズを作った。本拠地での白星は21年10月8日の阪神戦以来。今季2勝目を手にし、チームの連敗ストップに貢献した。