<カージナルス−オリオールズ>◇21日(日本時間22日)◇ブッシュスタジアム

カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(26)が、メジャー初の退場処分を受けた。

本拠地でのオリオールズ戦に「2番右翼」で出場。1回1死走者なしの第1打席で1ボール2ストライクからの4球目、内角高めゾーンの際どい球をストライクと判定され、見逃し三振に倒れた。ボールと思い込んでいた様子のヌートバーは、マイク・エスタブルック球審の方を向きながらしばらくぼうぜんとした様子だった。

ヌートバーがベンチに戻った後、3番ゴールドシュミットがすでに打席に立っているとき、同球審がベンチに向かって退場を宣告。慌てて出てきたヌートバーが同球審に詰め寄り、激しく抗議する場面もあった。

エスタブルック審判はこれまでも、疑問の残るストライク判定で選手と口論になり退場処分を宣告することで有名。米メディアで「ロボット審判が必要」の声が上がる理由の1人とされている。